会長アクティビティ
2017.7〜2018.6 佐伯澄男会長
 

ダバオ アクティビティ 「サマル島にカカオの木を植樹、日本人墓地訪問」 
日程:2018年2月16日〜19日  後期
場所:フィリピン共和国 ダバオ市 
参加者:L佐伯澄男、L後藤達也、L福山 宏、L岡田賢治、L鈴木雅志、L村上博昭、L大竹崇夫、
     L白石誠一、L青野泰介、L岡村真里哉、事務局員白石康代、
     L伊藤龍一(インフルエンザ発症の為、公欠)    計12名 
ダバオアクティビティ 会長 佐伯澄男
 
 早朝2時30分に商工会議所をマイクロバスで関西空港に向け出発。午前7時30分に予定通り関西空港に到着。搭乗手続、出国審査を終えて午前9時55分に関西空港を出発。
 機内では爆睡する人、なぜか映画を見て号泣する人さまざまにリラックスした時間を過ごして空路4時間を経て現地時間午後13時にマニラ空港へ到着。
 (日本との時差は1時間)飛行機を降りると日本との寒暖差は30度、まさに夏です。両替などを済ませチャーターしていた車に乗り込みマニラ市内へ移動し日本食レストランで食事。
 その後アジア最大級のショッピングモール"モールオブアジア"で一息つきました。再びマニラ空港へ戻り午後20時発ダバオ空港行きの国内線へ乗り継ぎ午後21時40分ダバオ空港へ到着。
 預けた荷物を取り税関検査。蛭子堂特製「紅白饅頭」が税関職員の目に留まり中を確認され、L青野が税関職員に「これは何?」と聞かれ「ジャパニーズ まんじゅう!!」を連呼し説明。ひと悶着ありましたが無事に通過。
 
 空港ロビーを午後22時30分頃出ると深夜にも関わらすSANTA ANA LCメンバーが横断幕を掲げて熱烈歓迎。また全員に歓迎の手作り首飾りをかけてくれました。聞くと午後21時には空港へ来て待ってくれていたそうです。とても感激しました。
 そして滞在中チャーターしている車2台に便乗して国際会議などに使用され昨年1月に安倍首相夫妻も宿泊されたマルコポーロホテルへ移動。チェックイン後、夜食を食べに移動。
 無事にダバオへ到着したことと明日からのアクティビティの成功を祈願して乾杯をしました。明日早朝からのアクティビティに備え、おとなしく就寝。(全員かどうかはわかりません)
 
 2日目の朝ホテルを午前7時半に出発してアクティビティ会場へ向かいます。途中、車ごとフェリーに乗ること15分。午前9時過ぎにサマル島へ到着。会場には我々を待つ100名以上の子供達と父兄、学校関係者、実践会館ダバオ、DAVAOフリースクールなど200名以上の方々に出迎えを受けました。
 開会の挨拶を英語で行いLIONSの意味などを挨拶の中で説明をしました。それから子供達とメンバー、関係者と共に植樹をする場所に移動。子供たちはトラックの荷台に何人乗っているのか数えきれないほど楽しそうに乗っていました。
 
 いよいよ植樹です。200本のカカオの苗を一斉に植えていき子供たちが楽しそうに植えて、あっという間に植え終えました。およそ2年半で実の収穫が出来るようになるそうです。わずかですが実を収穫して出荷をするという仕事が出来て島の人々の収入になります。
 全員で記念撮影を行いました。現地には新居浜ライオンズクラブ植樹の記念碑を建てることになっています。それから会場に戻り100名余りの子供達一人一人に、お弁当と飲み物、チョコレートをメンバー全員で手渡しました。子供達の何とも言えない、うれしそうな笑顔が印象的で中には日本語で"ありがとう"とお礼を言う子もいました。
 
 昼食後、子供たちが歌やダンス、ゲーム、空手などを披露してくれました。そのあとはメンバー全員でTシャツ、サンダルなど物資を100名余りの子供ひとりひとりと握手をしながら配布しました。事前に校長先生から、この地域の事情を聞いていました。"この地域には真面目に勉強がしたくて毎日、学校に通いたくても家庭の事情で授業料が払えない子供が、たくさんいます。"この話を私から参加したメンバーに現地で伝え、皆で寄付をしませんか?の問いかけに一瞬で全員が賛同してくれました。
 学校から選ばれた20名分の子供達の授業料1年分を寄付させて頂きました。中には選ばれて涙ぐむ子供もいました。校長先生からは、お礼の言葉を頂きました。今回の植樹、弁当の準備、物資の配布はダバオフリースクールの生徒達が手伝ってくれました。

 フリースクールにいる生徒は日本の子供達です。色んな事情で日本を離れダバオで頑張っている日本の子供達です。本当に子供達に喜ばれ又、我々も感動を覚えるアクトでした。子供達に別れを告げダバオ市内へ戻ります。まずはダバオ市長室へ表敬訪問。現在のダバオ市長はドゥテルテ大統領の長女で名前はサラ市長です。あいにく本人には会えませんでしたが市長室で記念撮影。全員にドゥテルテ大統領のマグカップをお土産に頂きました。こちらからは蛭子堂紅白饅頭を差し上げました。そのあとドゥテルテ大統領の自宅を訪問して自宅前にて全員で記念撮影。大統領の自宅とは思えない普通の家です。これも支持率が高い人気の原因なのでしょう。
 大統領就任以来、観光名所になっています。次はミンタル(民多留)にある日本人墓地へ向かいます。民多留とは日本人がダバオに日本人街を作り"民=人、多=多く、留=留まる"「ここに人が多く留まるように」との思いで付けました。
 
 ダバオは戦前2万人以上の日本人が暮らした町です。第二次世界大戦中に多くの日本人が、ここで亡くなりました。道中、ミンタルのバランガイ事務所に連絡をするとバランガイキャプテンが是非とも事務所に寄って欲しいと言われ皆で訪問しました。
 そして日本人街の歴史の説明を受けました。事務所に天皇皇后両陛下の写真が飾ってありました。それから日本人墓地へも同行していただき説明を受けました。
 墓地ではメンバー全員で献花を行いました。その後、日本人学校跡地にも行きました。ここまでで時間は午後18時を過ぎています。ここから夕食会場へ移動します。今日の夕食は高台にありダバオ市内の夜景を一望できる屋外レストランです。ちなみにダバオは人が集まる場所での喫煙は禁止です。ホテル内も全面禁煙です。
 こうして朝ホテルを出発して夕食後、ようやくホテルへ帰りました。(これからは自由行動)3日目の朝、午前8時にホテルを出発してゴルフ組とアイランドホッピング組に分かれて夕方17時の集合時間まで過ごしました。
 
 夕方17時SANTA ANA LCへ向かう集合時間です。人員点呼をすると一人足りません。S直前会長が居ないのです。昼間に、はしゃぎ過ぎたらしく部屋で爆睡中。電話で起こし遅れること15分。ようやく出発です。午後18時開始予定よりも若干、早く到着。SANTA ANA LC事務所で記念撮影などをして定刻18時に交流会が始まりました。

 開会ゴングからスタートして国歌斉唱、会長挨拶。私も英語で挨拶。神様に祈りを捧げてから会食。フィリピンでは祝いの時には必ずある豚の丸焼き(レチョン)など多くのフィリピン料理が用意されていました。フィリピンでは食事の時にはアルコールは飲まないのが一般的ですがS直前会長の強い要望がありアルコール類を出してもらいました。以前にも紹介しましたがSANTA ANA LC事務局の4階建ビルはクラブ所有です。
 会食後、先方クラブが取り組んでいるアクティビティについての説明。特に印象に残ったアクトは毎月無料で健康診断、歯科検診を実施しているそうです。
 その後、私から先方クラブへ我々の取り組んでいる継続アクティビティについて英語で説明。記念品の交換などを行いました。先方クラブから是非とも姉妹提携を結びたいとの要望が強くありました。次回はSANTA ANA LCメンバーが日本へ来る予定です。その際には盛大に歓迎しましょう。
 しばらく歓談が続き、午後21時過ぎに散会となりました。国は違いますが同じライオン。言葉は通じなくとも思いはひとつ。とても良い交流会でした。(ここから自由行動)4日目の朝7時あっという間の4日間でした。
 
 帰国のためホテルを出発。私は居残りの為ダバオ空港で皆さんを見送りました。朝から夜まで外に出ずっぱりの本当にハードスケジュールでした。
 参加いただいたメンバーの皆様に感謝します。また参加出来なかったメンバーの方々の、ご理解があったからこそ出来たアクトです。
 全員に感謝します。ありがとうございました。
最後にサマル島の子供達からのメッセージです。"また来てね"